質問と回答

 

仕上砥石で研いでも刃物に傷が見える。

中砥石で研いだ後に、砥糞が刃物や手に付着したまま仕上砥石で研ぎますと、中砥石の粗い研磨剤によって刃物に傷が付いてしまいます。砥石のメッシュ(#)をかえて細かく研ぎあげていく場合は、前の行程での汚れを良く洗い流すことが重要です。刃物や手をゆすいだだけでは不十分で、手と爪の間や刃物表面の汚れ膜にも注意をはらって水で十分洗い流して下さい。

 

仕上砥石を修正したら研げなくなってしまいました。

砥面の修正が粗いと刃物が良く研げません。砥面の修正は鏡面の様に仕上げます(仕上砥石は必ず「なおる」と「修正用パウダー細目」か「空母」で修正する事が必要です)

 

「なおる」と「修正用パウダー細目」を使って修正しても、砥面がザラザラして鏡面の様な仕上がりになりません。

砥石の軟化が奧まで進行しているため「修正用パウダー細目」では修正できません。この場合は「修正用パウダー中目」を使用し軟化した部分を削り取って良く汚れを洗い流してから、再度「修正用パウダー細目」により砥面を仕上げて下さい。

 

新品の「空母」を使って仕上砥石を修正したら、砥面がザラザラして鏡面の様な仕上がりになりません。

新品の「空母」はダイヤモンドの突き出しがあるので、中砥石を数回修正した後にご使用下さい。

 

「刃の黒幕ムラサキ」の研ぎ感が悪い。

「刃の黒幕ムラサキ」は刃先約1oを今までにない最高の切れ味にすることを目的にしていますので、従来の研ぎ方による研ぎ感は、良くないと感じられるかもしれません。

 

「刃の黒幕ムラサキ」を使ってみたいのですが、使用上の注意に、「刃の黒幕メロン」を使用後に研ぐと書いてありますが、「刃の黒幕クリーム」の方が細かいのでその後に研いでも良いですか。

砥材の性質上、硬度の高いハガネ(カンナ等)には可能ですが、軟質系の刃物には「刃の黒幕メロン」をご使用下さい。

  

仕上砥石が柔らかくなってしまった。

砥石を水に浸けたまま30分以上放置したり、洗剤等をかける事によって砥石表面が軟化、または質的変化をしてしまった状態です。また、お客様ご自身で用意された木の研ぎ台等が濡れている場合、その水分を吸収して仕上砥石は柔らかくなります。上記の様な状態になった場合、砥石本来の硬さの研ぎ面が出てくるまで砥石を削らなければなりません。

この場合は「修正用パウダー中目」を使用し軟化した部分を削り取って良く汚れを洗い流してから、再度「修正用パウダー細目」により砥面を仕上げて下さい。また、軟化の対策として刃の黒幕シリーズやM5シリーズの保管は、専用のケースの中に入れて下さい(ケースの内部は水分を拭き取っておいて下さい)。

 

刃の黒幕シリーズの砥石の表裏ではどちらの面を使用したら良いか。

どちらの面も使用可能ですが、文字の印刷してない面からのご使用をお勧めします。